休漁のスルメイカ漁、再開要望

JR函館駅前の函館朝市にある「活いか釣堀」でイカ釣りを楽しむ観光客=23日午後

 異例の豊漁で水産庁が採捕停止命令を出す予定の小型漁船によるスルメイカ釣り漁について、既に休漁している北海道函館市漁協は24日、北海道に一刻も早い操業再開を要望した。同市は「イカの町」として知られ、漁師からは「突然の休漁で生活が危うい」との声も上がった。

 全国の小型漁船のスルメイカ漁獲量が漁獲枠の4900トンを超えたため、北海道では22日から休漁措置が取られている。函館市漁協の幹部らは24日、道渡島総合振興局を訪問。スルメイカが函館近海に北上する前に、主に他の地域で漁獲枠分が取り尽くされたとし「(函館では)豊漁の実感は全く得られていない。地域ごとの漁獲枠を検討してほしい」と訴えた。

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