【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、スウェーデンを訪問し、クリステション首相と会談した。両首脳は、スウェーデンが将来的に同国製のグリペン戦闘機をウクライナに最大150機売却する契約を進めることで基本合意した。最新型を生産し、3年以内の納入開始を目指す。
ゼレンスキー氏は共同記者会見で「グリペンは世界最高の戦闘機の一つ。価格面でも性能面でも優れている」と指摘。既にウクライナ人操縦士の訓練を進めており、2026年中に運用を開始したいと表明した。
クリステション氏は、150機の納入には10~15年が必要だとの見方を示し「長い道のりになる」と述べた。