下着に金8キロ隠し密輸未遂疑い

警視庁

 着用した下着の中に砂状の金を計約8キロ(約9871万円相当)隠し、香港から密輸しようとしたとして、警視庁西新井署は21日までに、関税法違反(無許可輸入未遂)などの疑いで、埼玉県草加市、職業不詳西村昌盛容疑者(34)と東京都の20~30代の女3人を逮捕した。署によると、西村容疑者が指示役とみられ、女3人が金を下着に隠して飛行機に乗り込んだという。

 4人の逮捕容疑は昨年7月、氏名不詳者らと共謀し、小袋に入った砂状の金をショーツやブラトップに隠し、香港から羽田空港行きの飛行機に乗り込んで密輸することで消費税と地方消費税計約987万円を逃れようとした疑い。いずれも容疑を認めている。

 女3人は知人同士で「報酬15万円と渡航費、滞在費を出してもらえる約束だった」と話し、うち1人は西村容疑者から誘われたと説明しているという。西村容疑者の指示を受け、香港で別の男から金が入った下着を渡されたとみられる。

 東京税関の職員が発見し、情報提供を受けた警視庁が捜査していた。

最新記事
首相、ASEAN、APEC出席に意欲
首相、早期の衆院解散を否定
「決断と前進の内閣」と首相
日米同盟さらなる高みに引き上げると首相
野党提案受け入れる方向で議論すると首相