「速やかに問題解決を」「市長は交代して」―。静岡県伊東市議選の投開票から一夜明けた20日、市民からは、田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を契機に停滞が続く市政の立て直しに期待する声が相次いだ。一方、多額の費用を投じての選挙実施に疑問も投げかけられた。
専門職の50代女性は「行政が止まってしまうと困るとの思いで投票した」と語った。複数の当選者は、31日招集の臨時議会で不信任決議案を提出し、田久保氏を失職に追い込む意向を示している。パート勤務の70代女性は「できるだけ早く市長を代えてほしい」と話した。