民主地盤の事業を停止

米行政管理予算局(OMB)のラッセル・ボート局長=6月、ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米行政管理予算局(OMB)のボート局長は17日、野党民主党が地盤とする都市で陸軍工兵隊が手がける110億ドル(約1兆7千億円)超の事業を即座に停止すると明らかにした。予算切れによる政府機関の一部閉鎖を理由としており、中止も検討するという。

 ボート氏がX(旧ツイッター)で明らかにした。当面の政府支出を賄う与党共和党のつなぎ予算案は、与野党の対立で成立せず、1日から政府機関の一部閉鎖が続いている。OMBはこれまでも、別の事業の予算を保留するとしたほか、4100人超への解雇通知を始めるなどして、民主党への圧力を強めている。

 今回の停止の対象はニューヨーク、サンフランシスコ、ボストン、ボルティモアでの「優先度の低い事業」だと主張している。

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