他人名義の口座情報を譲り受けたなどとして、警察庁サイバー特別捜査部と、愛知県警など10道県警の合同捜査本部は16日、詐欺と犯罪収益移転防止法違反の疑いで、20~30代の7人を逮捕した。警察庁によると、7人は「日本最大の口座仲介業者」を自称する「犯罪インフラ集団」。匿名性の高い交流サイト(SNS)で特殊詐欺グループとやりとりし、900超の口座情報などを流していたとみられる。
逮捕されたのは、リーダー役の住所不定、無職西川悠輔容疑者(32)やパート従業員高田香菜美容疑者(32)=北海道帯広市=ら。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)の疑いがある。