イスラエル、ガザ物資搬入を制限

14日、停戦合意を受けパレスチナ自治区ガザに入った人道支援物資のトラック(ゲッティ=共同)

 【エルサレム、ニューヨーク共同】国連は14日、イスラエル当局から、パレスチナ自治区ガザに支援物資を搬入するトラックの数を15日以降、当初方針から半減させるとする通知を受けたと明らかにした。イスラム組織ハマスによる人質遺体の返還が遅れていることへの対抗措置とみられる。支援活動や生活再建への影響が懸念される。ハマスは14日、新たに4遺体を返還したが、まだ20人の遺体が残っている。

 国連人道問題調整室(OCHA)によると、イスラエルは14日、ガザに通じる検問所を閉鎖した。詳細は不明。

 トランプ米大統領は14日、交流サイト(SNS)で、遺体の速やかな返還をハマスに要求。ホワイトハウスで記者団に対し、和平計画通りにハマスが自主的に武装解除しなければ「われわれが武装解除を進める」と述べ、強制措置も辞さない構えを示した。

 ロイター通信によると、イスラエルは停戦を受け、1日600台のトラックのガザ入域を認める方針を示していたが、15日から1日300台に制限すると国連に伝えた。

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