【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリンの公有地にある従軍慰安婦の被害を象徴する少女像について、ベルリンの行政裁判所は13日、韓国系市民団体「コリア協議会」に対し撤去を命令した。裁判所が14日発表した。コリア協議会が9月に存続を求めて裁判所に仮処分を申し立てていた。
裁判所は、コリア協議会が少女像の公有地への設置を「容認し続けるよう求める権利はない」と判断。「撤去が妥当な措置だ」とした上で、コリア協議会が応じない場合は「強制的な手段」が必要だとした。
裁判所の決定に対しては上訴することが可能で、コリア協議会の出方が注目される。