実績自賛「新たな中東の夜明け」

13日、演説のためイスラエル国会に到着したトランプ米大統領(左)=エルサレム(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】トランプ米大統領は13日、訪問先のイスラエルの国会で演説し、自身が提示したパレスチナ自治区ガザの和平計画によってイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦が実現し「新たな中東の歴史的夜明け」が訪れたと述べた。「単なる戦争の終結ではない。テロと死の時代の終焉だ」と強調。自身の指導力を自賛した。

 演説後にエジプトに移動。ガザ和平を巡る首脳会合を開催、和平計画への支持取り付けを狙う。トランプ氏は米国からイスラエルに向かう専用機内で、和平実現へ「あらゆる国が結束している。前代未聞だ」と述べた。

 トランプ氏がイスラエルとエジプトを訪れるのは2期目で初。イスラエル国会での演説に先立ち、人質家族と面会した。イスラエル国会によると、米大統領がイスラエル国会で演説するのは4人目で、2008年5月のブッシュ(子)氏以来。

 トランプ氏は演説で、イスラエル人だけでなく、パレスチナ人にとっても「長く苦しい悪夢がついに終わった」と述べた。

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