不適切会計、25億円

 産業ガス大手のエア・ウォーターは10日、過去の決算で不適切な会計処理があった問題で、社内調査の結果、現時点での影響額が約25億円に上ると発表した。外部の弁護士らで構成する特別調査委員会を設置しており、類似事案の有無や原因究明を進める。

 今年7月に実施した自主点検で、子会社の日本ヘリウム(川崎市)で19億円の不適切な処理を確認したという。その後の調査では、エア・ウォーターのプラントガス部や別の子会社2社でも同様の不正が発覚した。

 エア・ウォーターは、不適切会計の詳細を調査するのに時間がかかるとして、2025年9月中間連結決算の発表を延期している。

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