1949年三鷹事件、証人尋問へ

「三鷹事件」の第3次再審請求審を巡り、記者会見する野嶋真人弁護士(中央)ら=10日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ

 1949年に東京の旧国鉄三鷹駅で無人電車が暴走し6人が死亡した「三鷹事件」を巡り、死刑が確定した竹内景助元死刑囚(病死)の遺族が申し立てた第3次再審請求審で、東京高裁が11月に鉄道設備の専門家の証人尋問を実施することが10日、分かった。弁護団が明らかにした。弁護団によると、一連の再審請求審で証人尋問は初めて。

 第3次再審請求審で、弁護側は元死刑囚の供述が捜査・公判段階で繰り返し変遷しており、自白に信用性がないと主張。元死刑囚の自白内容と整合しない形で写っていたとする電車のパンタグラフの写真などを新証拠としている。

 証人尋問は、この専門家と、検察側が申請した別の専門家が対象で、11月18、25日に実施する。

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