アジア初のドキュメンタリー映画の祭典として知られる「山形国際ドキュメンタリー映画祭」が9日、山形市内で開幕した。19回目となる今回の上映は世界初を含む国内外の約130作品を予定。戦火が続くウクライナに関する作品のほか、パレスチナや東日本大震災など多数の特集も組まれている。15日に表彰式がある。
長編映画を対象とした「インターナショナル・コンペティション部門」には、129の国と地域から1318作品の応募があった。ウクライナ出身の監督がロシアの侵攻で次第に疲弊する住民たちの姿を撮った「標的までの時間」などを上映する。アジアに関連する作品から選ぶ「アジア千波万波部門」もある。