宇宙で日本酒「獺祭」醸造試験へ

大阪・関西万博のオーストリア館で販売された獺祭のコラボ商品=5月、大阪市此花区の夢洲

 酒造会社の獺祭(山口県岩国市)は9日、日本酒「獺祭」の原材料と醸造装置を21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。国際宇宙ステーション(ISS)で原材料を発酵させた「もろみ」の醸造を目指す。H3ロケット7号機で打ち上げ予定の日本の新型無人補給機「HTV―X」1号機に搭載する。

 同社によると、打ち上げから10日後に醸造試験開始を予定。月面の重力(地球の約6分の1)を再現した環境に宇宙用醸造装置を取り付け、約2週間原材料を発酵させ、もろみの完成を目指す。早ければ今年中にも地上に帰還させる。作業はISS滞在中の油井亀美也飛行士(55)が実施する方向で調整している。

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