血圧常時測定で労災リスク検証

血圧を常時測定できる手首装着型の小型機器=8月、大阪市此花区の夢洲

 血圧を常時測定できる最新の小型機器を活用し、大阪ガスグループや大阪大などの研究チームが、大阪・関西万博のガスパビリオンで働く高齢者の血圧変動と労働災害リスクの因果関係を検証している。血圧の変動は脳卒中や転倒につながるため、危険を減らす方法を模索し、高齢者が安心して就労できる仕組みづくりを目指す。

 機器は手首装着型で、医療機器を手がけるArblet(アーブレット、東京)が開発した血圧演算プログラムと連動している。従来の方法では一定時間の静止が必要だが、この機器は日常生活の中で連続して計測できるのが特長。拍動ごとの血流量など、3種類のセンサーで得られるデータから算出する。

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