災害時の通信確保へ海上輸送訓練

巡視船の甲板に積み込んだ通信機材をベルトで固定する海上保安庁の隊員ら=8日午後、富山県射水市

 第9管区海上保安本部(新潟)と、NTT東日本やソフトバンクなど大手通信事業者6社は8日、大規模災害で陸路や通信が寸断された地域に通信機材を海上輸送するとの想定で、富山県射水市の伏木富山港で訓練を実施した。計約70人が参加し、岸壁に停泊させた巡視船「やひこ」の甲板に機材を積み込み、揺れで倒れないようにベルトで固定するといった手順を確認した。

 KDDIの担当者は「港が被害に遭って着岸できない場合は小型船に機材を移し替えなければならず、そのような輸送方法も検討する必要があると感じた」と語った。

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