福岡県みやま市で昨年2月、給食のウズラの卵を喉に詰まらせた市立小1年の男子児童=当時(7)=が窒息死した事故で、市教育委員会は8日までに、喉に詰まらせやすい食材の調理や提供の工夫を柱とした再発防止策をまとめた。
再発防止策には、教室から119番できるシステムの全小中学校への導入や、「よくかんで食べる」といった指導の徹底を盛り込んだ。3年に1回だった教職員向けの心肺蘇生講習を、毎年実施する方針も示した。
第三者委員会が昨年12月にまとめた答申書を踏まえた。市教委は「真摯に受け止め、安全教育をさらに進めていく」としている。