【ベルリン共同】ドイツの首都ベルリン市のミッテ区が、従軍慰安婦の被害を象徴する少女像を公有地から7日までに撤去するよう命じたことを受け、韓国系市民団体「コリア協議会」は撤去期限の同日、少女像前で抗議行動を実施した。9月に存続を求めて裁判所に仮処分を申し立てており、ミッテ区が求める早期撤去の実現が不透明になっている。
少女像前に約100人が集まり、コリア協議会のハン会長が「われわれは撤去命令に対して法的に争う」と演説。参加者は横断幕を掲げて区役所に向けてデモ行進した。
少女像はコリア協議会が2020年に設置した。