観光船使い事故後初訓練

訓練で、救助対象者に見立てた人形を担架に乗せる機動救難士=7日午前、北海道羅臼町沖

 羅臼海上保安署(北海道羅臼町)は7日、知床半島沖で26人が死亡、行方不明となった観光船沈没事故後初めて、観光船を使った半島周辺海域での救助訓練を実施した。町の観光船事業関係者や、事故を受けて海保釧路航空基地(釧路市)に配置された「機動救難士」らも参加し、救助の手順を確認した。

 訓練は事故現場の斜里町側から半島を挟んで反対の羅臼町側で行われ、観光船「エバーグリーン」の通報を受けた機動救難士がヘリコプターで現地に向かい、付近の海上に降下。泳いで船に上ると、救助対象者に見立てた人形を密閉式の担架に包んで海に浮かべ、ヘリが引き上げて搬送した。

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