小林政調、有村総務会長を内定

4日、麻生元首相との会談のため、自民党本部に入る高市総裁=東京・永田町

 自民党の高市早苗総裁(64)は6日、党四役人事を固めた。小林鷹之元経済安全保障担当相(50)を政調会長、有村治子参院議員(55)を総務会長、古屋圭司元国家公安委員長(72)を選対委員長に内定。麻生太郎元首相(85)を副総裁に、派閥裏金事件に関係した旧安倍派の萩生田光一元政調会長(62)を幹事長代行に起用する。首相に就任した場合の組閣で茂木敏充前幹事長(69)を外相、旧茂木派の木原稔前防衛相(56)を官房長官に充てる方針だ。関係者が明らかにした。

 自民は7日に臨時総務会を開き、党役員人事を決定する。その後、党四役が記者会見に臨む。

 麻生氏は6日、国民民主党の榛葉賀津也幹事長と東京都内で会談した。ガソリン税の暫定税率廃止や、「年収の壁」引き上げを求める国民との政策協議を視野に、連携の在り方を話し合ったとみられる。

 党役員では、梶山弘志前幹事長代行(69)を国対委員長、新藤義孝政調会長代行(67)を組織運動本部長、鈴木貴子前青年局長(39)を広報本部長に起用する。3氏とも総裁選では茂木氏を支援した。

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