高専生自殺「教員の指導に問題」

 2020年に東京工業高専(東京都八王子市)3年の男子学生=当時(18)=が自殺した問題があり、国立高専機構が設置した第三者委員会は6日までに、教員の指導が「あまりにも教育的配慮を欠いたもの」だったとし、学校の対応にも問題があったとする報告書を公表した。

 報告書によると、学生会会長を務めていた野村陽向さんは20年10月5日、自宅で亡くなっているのが見つかった。野村さんが学生会で担っていた物品購入に関して不適切な事例があると聞いた教員が、監査委員を務める学生に監査をするよう持ちかけた。監査委員が同年10月2日に野村さんに調査する旨を伝え、その後野村さんは自殺したとされる。

最新記事
立民代表、裏金議員要職起用を重ねてけん制
東証終値2175円高
東京株式 6日終値
高市首相なら日中関係「悪くなる」53%
女性首相の誕生、望ましいが86%