宮城のクマ被害女性、発見できず

林道の入り口に張られた規制線とクマ出没に注意を呼びかける看板(左端)=5日午前、宮城県栗原市

 宮城県栗原市の山中でキノコ採り中のグループがクマとみられる被害に遭い1人が死亡した事故で、県警は発生から3日目となる5日も、行方不明になった70代女性を捜索した。発見には至らず、日没に合わせて、いったん切り上げた。

 栗原署員が朝からパトカー2台で周囲の市道を回り、目視した。署によると、山の中はやぶで見通しが悪く、手がかりがない状態での入山は危険だという。二次被害を防ぐため慎重にならざるを得ず、署幹部は「崖もあり、現時点で安全確保ができていない」とした。6日も捜索を続ける。

 市内の斎場では、亡くなった自営業志水春江さん(75)の通夜が営まれた。

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