中国、台湾問題や靖国参拝に警戒

中国国旗

 【北京共同】中国国営通信の新華社は4日、自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相が選出されたことを速報した。中国政府筋は、高市氏が台湾の関係者とたびたび面会していることや、8月15日の終戦の日に合わせ靖国神社を参拝していることに警戒感を示した。

 中国は、抗日戦争勝利80年に当たる今年、大規模な軍事パレードを9月に実施。日中関係が冷え込む中、核心的利益と位置付ける台湾を巡る高市氏の言動にも神経をとがらせる。

 10月下旬にはASEAN関連会議やAPEC首脳会議が開催されるが、秋の外交シーズン中に日中首脳会談が実現できるかどうかは見通せない状況だ。

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