欧州連合が鉄鋼50%関税を検討

ブリュッセルのEU本部

 【ブリュッセル共同】米ブルームバーグ通信は2日、欧州連合(EU)欧州委員会が鉄鋼に50%の関税を課すことを検討していると報じた。現行の税率の2倍となり、トランプ米政権の鉄鋼関税にそろえる。無関税の輸入枠もほぼ半減させる。安価な製品の流入を防ぎ、EU域内の産業を保護する狙いがある。

 EU当局者によると7日にも公表する。EUは中国による鉄鋼の過剰生産を問題視している。米国の高関税政策の影響で、本来は米国向けだった安い製品が欧州市場に入り込むことを警戒しており、対策を強化する。

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