全国で保育所約300カ所を運営する大手「キッズコーポレーション」(宇都宮市)が、事実とは異なる「ダミー求人」を出したほか、差別的な採用ルールを内部で定めていた問題を受け、外部の弁護士による特別調査委員会を設置していたことが2日、分かった。
同社は主に病院内や事業所内で保育所を運営し、定員は計約9千人。取材に対し調査委の設置を認めたが、具体的な回答は避けた。
同社を巡っては、保育士らを集めるため、勤務場所や待遇など労働条件が事実とは違う「ダミー求人」をハローワークや民間サイトに出していたことが今年7月、共同通信の取材で判明した。