アフガンネット復旧と報道

 【イスラマバード共同】ロイター通信は1日、アフガニスタン全土で9月29日から不通になっていたインターネットが復旧したと報じた。一部携帯電話も使えるようになったという。サービス提供企業や地元住民の話としている。イスラム主義組織タリバン暫定政権は9月、「不道徳」を理由に地方で光ファイバー回線を停止。この措置を全土に広げたとみられていた。

 地元メディアなどによると、航空便が欠航したほか、金融関係業務や外国の大使館によるビザ(査証)発給にも影響が広がった。2021年8月のタリバン復権後、中学生以上の女子教育が停止されており、ネットを使って勉強を続けていた女性らが学習できなくなる事態への懸念も出た。

 AP通信は今月1日、タリバン暫定政権がネットの遮断を否定したと報じた後、記事を取り消した。記事が基にした声明がタリバンのものではなかったためとしている。当初、暫定政権のムジャヒド報道官がパキスタン人記者らに対する通信アプリでの投稿で、老朽化した光ファイバー回線の交換だと説明したと伝えていた。

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