5候補、2位以内確保へ追い込み

(左から)小林元経済安保相、茂木前幹事長、林官房長官、高市前経済安保相、小泉農相

 自民党総裁選(4日投開票)は1日、党員らの郵便による投票をほぼ終え、5候補は議員票獲得に照準を合わせた。報道各社の調査では、小泉進次郎農相(44)と高市早苗前経済安全保障担当相(64)が先行する情勢で、2氏を追う林芳正官房長官(64)の陣営は、決選投票に進める2位以内確保へ追い込みをかけた。小林鷹之元経済安保相(50)、茂木敏充前幹事長(69)も票の積み上げに力を注いだ。

 小泉氏は農相として東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合に出席のためフィリピンを訪問。選挙期間中の異例の外遊となり、留守を預かる加藤勝信選挙対策本部長は陣営会合で、議員への支持拡大を呼びかけた。

 高市氏陣営は会合で、2024年総裁選の1回目投票で獲得した議員票72を視野に働きかけを強める方針を確認した。高市氏を支援する旧安倍派の萩生田光一元政調会長は麻生太郎最高顧問と国会内で会談した。

 林氏は支援議員の会合に出席。支持が伸び悩む小林氏は、千葉県柏市で党員と懇談。茂木氏は、支援議員との会合に参加した。

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