生駒新管主の就任を披露

薬師寺で開かれた晋山式で、就任の決意を告げる生駒基達新管主=1日午前、奈良市

 奈良市の法相宗大本山・薬師寺で1日、生駒基達新管主(62)の就任を披露する晋山式が開かれた。約1100人の参列者を前に「責任の重さを感じている」とあいさつした。

 境内に鐘の音が響く中、生駒氏は僧侶約20人を伴って金堂前の特設舞台に進んだ。寺の印などを引き継ぐ儀式の後、花びらをかたどった紙片をまく散華をし、本尊に就任の決意を告げた。あいさつでは薬師寺の伽藍復興にも触れ「東西回廊の復興計画を立てていきたい」と話した。

 生駒氏は奈良市出身。1979年に薬師寺に入り、85年に花園大を卒業。同寺副執事長などを経て2019年から副住職を務めていた。退任の加藤朝胤前管主(76)は長老に就いた。

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