大阪・関西万博のシンボル、大屋根リングの一部木材が、能登半島地震で被災した石川県珠洲市に建設される復興公営住宅の資材として活用されることが1日、市への取材で分かった。市は11月にも日本国際博覧会協会と正式契約する。
市によると、7月末に協会が木材の譲渡先を公募。市は8月中旬に「復興公営住宅への活用」を目的に応募していた。市内では、復興公営住宅700戸が必要とされている。市の担当者は「万博のレガシーを継承することで、復興に向けた光になる」と話した。