【エルサレム共同】パレスチナ通信は30日、イスラエル軍が同日未明からパレスチナ自治区ガザ各地を空爆し、多数が死傷したと報じた。南部ハンユニス西方マワシ地区では避難用のテントが攻撃を受け、妊婦を含む3人が犠牲となった。中部デールバラハでも住宅が空爆され、少なくとも6人が死亡し、多数が負傷した。
イスラエル軍は、ガザの中心都市、北部ガザ市の制圧を目指し攻勢を強めている。同通信によると、市内にあるガザ最大の医療機関、シファ病院付近で住宅が空爆され、少なくとも6人が負傷した。イスラエル軍は、ガザを南北に隔てる軍事区域「ネツァリム回廊」周辺で支援物資を待つ住民にも発砲した。