国内発電大手のJERA(ジェラ)は30日、国内の火力発電所5基(計325万4千キロワット)を廃止したと発表した。設備の老朽化のため。既に長期停止中となっており、電力の安定供給に支障はないという。代替として新設やリプレース(建て替え)を進めている。
廃止したのは姉崎火力5、6号機(千葉県市原市)、袖ケ浦火力1号機(千葉県袖ケ浦市)、知多火力5号機(愛知県知多市)、広野火力2号機(福島県広野町)。いずれも1970~80年代に稼働を開始した古い設備で、2023年以降に計画的に停止していた。
姉崎火力は23年に新1~3号機が稼働を開始。