マダニ感染症新たに5人

「重症熱性血小板減少症候群」を引き起こすウイルスの電子顕微鏡写真(国立健康危機管理研究機構提供)

 国立健康危機管理研究機構は30日、全国の医療機関から15~21日の1週間に報告されたマダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」の患者数が速報値で5人だったと明らかにした。今年の累計患者数は161人になり、国内で初めて感染が報告された2013年以降の最多を更新した。

 新たに報告があったのは、静岡、岡山、愛媛、長崎、宮崎の各県で1人ずつ。今年の累計患者数が最も多いのは高知県の14人。昨年までで全国の累計患者数が最も多かったのは23年の134人だった。

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