日比谷野音としばしの別れ

建て替え工事前の最後のコンサートが開催される日比谷公園大音楽堂を訪れた人たち=28日午後、東京都千代田区

 「ロックの聖地」「フォークの殿堂」として親しまれてきた東京都千代田区の日比谷公園大音楽堂(野音)で28日、老朽化に伴う建て替え工事前の最後のコンサートが開かれた。10月から使用が休止され、しばしの別れとなる。2029年ごろの再開を目指すという。最後の公演を務めたのは、ロックバンド「エレファントカシマシ」。

 野音は1923年に日本初の本格的な野外音楽堂として開設。ロックバンド「キャロル」の解散公演が行われ、ロックバンド「RCサクセション」や尾崎豊さんらが伝説的なステージを見せてきた。現在の施設は83年完成の3代目。建て替え工事では防音壁を設置し、バリアフリー化を図る。

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