円下落、149円台後半

 26日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=149円台後半で取引された。8月1日以来、約2カ月ぶりの円安ドル高水準を付けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測が後退。日米の金利差が意識され、円を売ってドルを買う動きが優勢だった。

 午後5時現在は前日比1円02銭円安ドル高の1ドル=149円83~85銭。ユーロは29銭円安ユーロ高の1ユーロ=174円90~94銭。

 米国の経済指標が米景気の底堅さを示し、FRBの利下げ路線への不透明感が広がった。

 市場では「FRBが重視するとされる米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を前に様子見姿勢もあった」(外為ブローカー)との声も出ていた。

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