熊本県警と地元の国際交流協会などは25日、増加傾向にある外国人労働者が、高校生と一緒に自転車の交通ルールを学ぶ交通安全教室を同県菊池市で開いた。来年4月に、16歳以上の自転車の交通違反に反則金納付を通告できる交通反則切符(青切符)制度が導入されるのを前に、ルールを周知する狙い。
同市の私立菊池女子高校で開かれ、同校の高校生とベトナムやタイ国籍の実習生ら約70人が参加した。県警職員がクイズを交えながら「携帯電話を見ながら運転をすると反則金が1万2千円になる」などと説明。職員が傘やスマートフォンを持って運転してふらつく様子を実演すると、参加者は真剣な表情で見入っていた。