【ワシントン共同】米民主党のハリス前副大統領は23日、昨年11月の大統領選で共和党のトランプ大統領に惨敗するまでの舞台裏をつづった新著「107日」を出版した。当初、バイデン大統領に2期目出馬を許したのは「無謀だった」と回想。撤退を受けて急きょ立候補したものの、選挙戦で十分な支援が得られなかったと恨み節も漏らしている。
バイデン氏は昨年6月27日の討論会で衰えがあらわになり撤退論が拡大。
異例の短期決戦を強いられる中、バイデン氏が演説で自身のレガシー(遺産)をアピールする一方、後継候補であるはずの自分への言及はわずかだったと不満を吐露した。