米大統領、総会演説で国連批判へ

ホワイトハウスで記者会見するキャロライン・レビット米大統領報道官=22日、ワシントン(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】レビット米大統領報道官は22日、ホワイトハウスで記者会見し、トランプ大統領が23日の国連総会での演説で、国連などの国際機関が「世界の秩序を著しく衰退させた」と批判し、世界に対し「明快かつ建設的なビジョン」を示すと説明した。トランプ氏は国際協調を軽視し、国連などへの拠出金削減を進めている。

 トランプ氏は22日夜にニューヨーク入り。各国首脳らが外交方針や国際課題を議論する国連総会一般討論の初日に登壇する。トランプ氏が国連総会で演説するのは2期目で初めて。レビット氏はトランプ氏が世界で「米国の力」を復活させたことを誇示すると述べた。

 トランプ氏は飢餓や栄養失調による死者が続出するパレスチナ自治区ガザ情勢を巡り国際社会から批判されているイスラエルを擁護するほか、核施設への攻撃でイランの核開発計画を阻止したなどと主張。タイとカンボジアの武力衝突などの停戦を仲介した実績もアピールする見通しだ。

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