大阪・関西万博で、購入されたものの使用されていない入場券が130万枚超残っていることが22日、分かった。来場予約枠は10月13日の閉幕日までほぼ埋まっており、チケットを持っているが予約が取れていない人は、閉幕までに入場できない可能性がある。日本国際博覧会協会(万博協会)は「入場券の払い戻しはしない」と説明している。
万博協会は22日、入場券の販売枚数が2186万枚(19日時点)となったのに対し、一般来場者数は2053万人(20日時点)だったと発表。差し引くと130万枚超が使われていない計算になる。
1日当たりの一般来場者数は19日に過去最多となる22万1576人を記録。12~21日は連日20万人超を超え、会場の混雑が激化している。予約のキャンセルや、1日当たり数千枚販売されている当日券などによって、今後も入場できる可能性は残されている。
万博協会は、入場券を払い戻す条件について「協会の責めに帰すべき事由による中止やその他協会が認める場合」としている。