奥能登豪雨から1年、犠牲者悼む

昨年9月の豪雨災害の発生から1年となり、石川県輪島市久手川町で黙とうする馳浩知事(左端)ら=21日午前9時45分

 能登半島地震の被災地で災害関連死を含め19人が犠牲になった昨年9月の記録的豪雨は21日、発生から1年となった。石川県輪島、珠洲両市と能登町には献花台が設置され、住民が花を手向け犠牲者を追悼。黙とうする姿も見られた。馳浩知事は輪島市を訪れ、「復旧、復興が進むよう関係機関と連携して取り組んでいきたい」と語った。

 輪島市で犠牲になった中村菊枝さん=当時(75)=と小中学校で同級生だった自営業宮本安代さん(76)は、同市の献花台で手を合わせ「菊枝さんの分まで元気でいるよ」と心の中で語りかけた。一緒に海で遊んだ思い出が込み上げたといい「食事も取れないほどショックだった」と振り返った。

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