最高賞「空回りする直美」

「PFFアワード2025」のグランプリに選ばれ、写真に納まる中里ふく監督。左は最終審査員の山内マリコさん=19日午後、東京都中央区

 才能豊かな新人映画監督を発掘する「第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」のコンペティション部門「PFFアワード2025」の各賞が19日、東京都内で発表され、グランプリに中里ふく監督(20)の「空回りする直美」が選ばれた。賞金は100万円。

 発達障害のある兄のケアをしながら暮らす直美が主人公の物語。最終審査員を務めた作家の山内マリコさんは「『きょうだい児』という言葉で最近語られる社会問題を、面白くてタフな直美というパンチのあるキャラクターで描いた。2025年の最前線の映画だと思う」と評価した。

 同作は芸能事務所ホリプロが贈る「エンタテインメント賞」も受賞した。

最新記事
対イラン制裁復活現実味
イスラエル外相が日本に謝意
アッバス議長、収録で演説へ
車とクマの衝突相次ぐ、秋田
安保理、イラン制裁解除継続決議を否決