札幌の公園、ヒグマで閉鎖

ヒグマの出没情報に伴って閉鎖された札幌市の旭山記念公園のゲート=18日午後

 札幌市を一望でき、夜景スポットとしても人気の旭山記念公園(同市中央区)でヒグマ1頭が目撃され、市は18日、公園を閉鎖した。市内では西区の住宅地でも目撃情報が寄せられた。北海道清水町では飼料用トウモロコシ「デントコーン」の畑がヒグマに荒らされ、学校が臨時休校になった。

 札幌・西署によると、17日午後10時半ごろ、公園を自転車で移動していた10代男性が、目の前を横切ってやぶに入っていく体長約2メートルのヒグマ1頭を目撃した。男性にけがはなかった。

 18日午前8時40分ごろには、札幌市西区山の手3条12丁目の道路を横切る体長約1メートルのヒグマ1頭を、約100メートル離れた場所で信号待ちをしていた50代女性が目撃した。現場は山沿いの住宅地で、付近には登山口がある。

 清水町でも出没が相次ぐ。新得署によると、15日未明にヒグマが軽乗用車と衝突。17日にはデントコーン畑で食害があり、町は18日、周辺の小中学校を臨時休校とした。19日まで休校し、畑のデントコーンを刈り取るという。

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