英国王、対ロシア結束を強調

17日、ロンドン郊外ウィンザー城での晩さん会であいさつするチャールズ英国王(右)と、トランプ米大統領(前列中央)ら(ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】英国を国賓訪問中のトランプ米大統領を歓迎する晩さん会が17日、ロンドン郊外のウィンザー城で開かれた。主催したチャールズ国王は、ウクライナ侵攻を続けるロシアのプーチン大統領を念頭に「独裁者が再び欧州の脅威となる中、私たちと同盟国はさらなる侵略を抑止し、平和を確保するためにウクライナを支援している」と指摘。米欧の結束が重要だと訴えた。

 国王は米英両国が2度の世界大戦で協力し専制国家に勝利した歴史に触れた。「世界で最も手に負えない紛争の解決に取り組んでいる」と述べ、ウクライナや戦闘が続くパレスチナ自治区ガザでの和平実現に取り組むトランプ氏を持ち上げた。

 トランプ氏は国賓として2度目の英国訪問は「私の人生における最高の栄誉の一つだ」と謝意を表明。同盟関係の中でも「特別」と位置付けられている米英の絆は「かけがえがなく、決して壊れない」と訴えた。

 英メディアによると、国王のあいさつはトランプ氏の機嫌を損ねないよう入念に推敲された。

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