和歌山県南部の田辺市や上富田町で、温州ミカンのうち最も熟期の早い「極早生ミカン」が収穫シーズンを迎えた。果皮は青みを帯びた物が多く、酸味のある爽やかな味が特徴。収穫は10月下旬まで続き、京阪神や関東を中心に出荷される。
16日、強い日差しの下、収穫に励んでいた上富田町の農業前田純志さん(42)は「おいしく仕上がったので、ぜひ食べてみてほしい」と話した。
地元農協によると、和歌山県は2004年以降、ミカン収穫量が全国1位。今年の極早生品種の収穫量は、平年並みの約2700トンを見込む。