被災輪島「白米千枚田」で稲刈り

石川県輪島市の「白米千枚田」で稲刈りをするボランティアら=15日午前

 日本海に面した急斜面の棚田の風景で知られ、昨年の能登半島地震と記録的豪雨で被災した石川県輪島市の「白米千枚田」で15日、ボランティアらが稲刈りを行った。気温30度前後の暑さの中、汗をかきながら、鎌を使って黄金色の稲穂を刈り取った。

 全1004枚の田んぼのうち、今年、苗を植えることができたのは約250枚。地震に見舞われた昨年よりも倍以上に増えた。維持管理する「白米千枚田愛耕会」のメンバーで、金沢市のみなし仮設住宅に暮らす秡間美知子さん(82)は「少しずつ田んぼが復活していて、復興の励みになる」と笑顔で話した。

 白米千枚田は約4ヘクタールに小さな棚田が連なり、国の名勝に指定されている。

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