【ロサンゼルス、ワシントン共同】米西部ユタ州で保守系政治活動家チャーリー・カーク氏(31)が射殺された事件で、コックス知事は14日、CNNテレビに対し、拘束されたタイラー・ロビンソン容疑者がトランスジェンダーの女性と交際し、同居していたと明らかにした。カーク氏はトランスジェンダーに否定的な立場だった。捜査当局が関連を調べている。
コックス氏によると、交際相手は捜査に協力している。地元検察は16日に殺人などの疑いで容疑者を訴追する方針。
トランプ大統領は14日、東部ニュージャージー州で記者団に、カーク氏が射殺されたことを祝福した米国在住の外国人がいるとして、氏名を特定した上でビザ(査証)取り消しなどの措置に踏み切る可能性を示唆。「問題があるのは左派だ」とも述べ、野党民主党などへの追及を強める考えも改めて示した。
ワシントンの文化施設ケネディ・センターでは14日、大規模な追悼集会が催された。ギャバード国家情報長官やレビット大統領報道官ら政権高官が相次ぎ登壇し、カーク氏の功績をたたえた。