菊池事件、再審実現願う

熊本市で開かれた「菊池事件」の支援者らの集会=14日午後

 ハンセン病患者とされた男性が隔離先の特別法廷で死刑判決を受け執行された「菊池事件」で、男性の無実を訴える支援者らが命日の14日、熊本市内で集会を開き、追悼した。熊本地裁は事件の第4次再審請求を巡り、来年1月末までに再審開始の可否を判断する予定。元患者の竪山勲さんは関係者の高齢化も進み「まだ待たなければいけないのか」と訴え、再審の早期実現を願った。

 集会には、事件を題材にハンセン病に対する差別の実態を描いた映画「新・あつい壁」(2007年)の中山節夫監督(88)も参加した。

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