総裁選出馬へ5人が準備本格化

支援者と握手する小林元経済安保相(右)=13日午後、千葉県八千代市

 自民党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に出馬する意向の5人が13日、準備を本格化させた。小泉進次郎農相は神奈川県横須賀市の地元支援者に出馬への決意を伝えた。小林鷹之元経済安全保障担当相と茂木敏充前幹事長は、地元で足場固めを図った。高市早苗前経済安保相と林芳正官房長官は出馬会見に備え政策を詰めた。

 自民では参院選大敗後に、石破茂首相(党総裁)への辞任要求が高まり、当面の続投に意欲を示していた首相側との間で対立が生じた。総裁選では、党内の亀裂修復が焦点の一つとなる。

 小泉氏は支援者との会合で「自民党をもう一度一つにする」と挙党態勢の構築を掲げた。野党との協議を見据え「不安に寄り添い、解決していきたい」とも語った。会合は非公開で、出席者が明らかにした。

 小林氏は、地元の千葉県八千代市で開いた後援会会合で「覚悟をもって挑戦する」と訴えた。

 いち早く出馬会見した茂木氏は、地元の栃木県栃木市で、祭り行事に参加した。

 関係者によると、高市、林両氏は3連休初日を東京・赤坂の議員宿舎で過ごした。

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