岸和田だんじり祭、豪快に駆ける

「岸和田だんじり祭」が始まり、うちわを手に舞う「大工方」=13日午前、大阪府岸和田市

 大阪府岸和田市の伝統行事「岸和田だんじり祭」が13日始まり、だんじりが南海電鉄岸和田駅前の商店街や岸和田城など、市内名所を豪快に駆け巡った。商店街のアーケード前には重さ約4トン、高さ約4メートルのだんじりが「ソーリャ、ソーリャ」と威勢の良いかけ声とともに次々登場。法被を着た「大工方」がうちわを手に屋根で舞った。

 勢いをつけたまま街角を直角に曲がる、祭り名物の「やりまわし」が披露されると、観客から歓声が上がった。

 だんじり祭は、五穀豊穣を願う行事として、約300年前に始まったとされる。海側に位置する22町でそれぞれ管理するだんじりが参加し、14日まで開かれる。

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