米移民当局、摘発中に男射殺

 【ニューヨーク共同】米中西部シカゴ近郊で12日、移民・税関捜査局(ICE)の捜査官が不法移民の摘発中、拘束を免れようとして車を暴走させた男を射殺した。捜査官は車にはねられて重傷を負った。米メディアが伝えた。

 シカゴは移民に寛容な「聖域都市」の一つで、野党民主党の政治基盤。共和党のトランプ大統領は治安対策を名目に州兵の派遣も示唆しており、国土安全保障省は8日に現地で移民の大規模取り締まりを開始したと発表していた。

 捜査官らは現場で検問を実施して車を止め、職務質問していた。男は指示を拒否して捜査官らに向けて車を突進させた。

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