日本政府、対ロシア追加制裁

記者会見する林官房長官=12日午前、首相官邸

 日本政府は12日の閣議で、ウクライナに侵攻するロシアなどの計51団体と14個人に対し、資産凍結の追加制裁を了解した。林芳正官房長官は記者会見で「ロシアによるウクライナ侵略が継続している現状を踏まえた」と述べた。外務省によると、対ロ制裁を追加したのは今年1月以来。

 今回の資産凍結の対象は、ロシアの47団体、9個人のほか、ウクライナの不安定化に関与しているとみなすウクライナ東部・南部地域の1団体、5個人、その他の国・地域の3団体。

 これとは別に、ロシア、中国、トルコなどの計11団体を輸出禁止措置の対象とした。外務省関係者は「ロシアにウクライナ和平に向けた行動を取らせるため」と説明した。

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