ベラルーシ政治犯、1人出国拒否

ベラルーシの首都ミンスクで演説するスタトケビッチ氏=2020年5月(タス=共同)

 【モスクワ共同】トランプ米大統領の要請に基づき、ベラルーシ大統領府が11日に釈放を発表した政治犯ら52人のうち、2010年のベラルーシ大統領選に立候補した反体制派のスタトケビッチ氏(69)だけが隣国リトアニアへの出国を拒否し、ベラルーシにとどまったことが分かった。ロイター通信などが報じた。

 スタトケビッチ氏は、他の釈放された政治犯らと同様にリトアニア国境まで移送されたことが映像で確認された。ベラルーシ独立メディアによると、米国外交官や妻らがスタトケビッチ氏に出国するよう説得したが、拒んだという。

 ベラルーシ残留を決断したスタトケビッチ氏は覆面をかぶった人々に連行された。

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